家屋解体後に駐車場経営がしたいけど本当に儲かるの?

駐車場経営をお考えの方へ
家屋解体後の土地で駐車場経営をしようとお考えの方へ家屋・建物の解体後の固定資産税が高くなります。土地の固定資産税の算出方法で、家が建っている土地にかかる固定資産税は軽減(安く)されるという特例があります。そのため、青空駐車場の固定資産税においては、更地と同じく評価されるため、固定資産税が高く計算されます。
まずは、駐車場経営のメリット、デメリットについて説明します。
駐車場経営のメリット
駐車場経営のメリットは、比較的少ない資金で始められ、失敗してもダメージは小さく、低リスクであるということです。大きな土地で多数の駐車台数が契約できれば、見合った売上げがあります。一定の土地の広さ、使える予算の範囲内であれば手軽に経営できます。
駐車場経営のデメリット
駐車場経営のデメリットとしては、投資額が少ない分、収益も小さいということです。規模にもよりますが、年間の管理費、修繕費、ローン返済(工事費)、固定資産税等を総収入から差し引くと、契約率90%で、手元に残るお金は収入のおよそ4割程度です。
設備投資が少なく簡単にできると思われる青空駐車場でも実際の経営になると、集客の為の告知費用がかかったり、契約者が車放置したまま、行方不明になったり、代金未納のトラブルなどで弁護士費用がかかるなどの出費もあるので「案外、儲からないわりに、固定資産税も高くなるし、メリットが少ない」という声があります。
駐車場経営をお考えの方は、下記の試算表に当てはめて計算してみてはいかがでしょうか? ※お客様の個人の収益計算のお問合せはお答え致しかねます。予めご了承ください。
駐車場収入試算例
仮に1台の駐車スペースは5m×2.5m=12.5㎡とし通路を用意しなければなりませんので通路分を換算すると概ね1台あたり25㎡の土地が必要です。
仮に1㎡の評価額が20万円と計算します。
※実際の通駐車場枠の標準寸法は長さ5m、幅2.5m以上となります。※土地の形状により、駐車場の設計方法で通路が不要な場合もございます。
収入
20,000円×X台=収入月額
固定資産税
- X台×20㎡×20万円=駐車場の評価額
- X台×20㎡×20万円×(1.4%<固定資産税>+0.3%<都市計画税>)=年税額
固定資産税は損金
- 収入月額-月税額=30万円(希望する月収)
- 30万円=収入月額【2万円x台】-【月税額(500万円×1.7%÷12)X台】
- 必要な台数X=24台 24台×25㎡=600㎡=182坪
- 駐車場の稼働率100%(全てに借り手がついている)の場合、21台以上の駐車場枠が必要です。
但し、稼働率が80%の場合(20%は空き)であれば
- 30万円=収入月額【2万円X台】×稼働率80%】-【月税額(500万円×1.7%÷12)X台】
- X=34台 34台×25㎡=850㎡=258坪
駐車場経営で経費(固定費)として
- 駐車場整備料(最初に整地や舗装する費用と、補修費用)
- 不動産手数料(借り手を不動産屋さんを通じて捜す場合)
等がかかりますので、実際にはもう少し多くの台数が必要となります。
土地評価額が低い地域や、都市計画税の無い地域であれば、賃料が安くなったり、稼働率が低くなるので、目的を達成するのが難しくなる場合あります。
実際には
- 該当の土地で何台駐車スペースをつくれるか
- 土地の評価額はいくらか
- 都市計画税は必要か
等々を調べた上で、実際の数字を当てはめて下さい。
30万円は税引き前です
駐車場収入には所得税がかかりますので、30万円×12ヶ月=年収に対して所得税(法人の場合は法人税)が別途必要になります。
駐車場のレイアウトは土地の形状や入口の場所で変わる
駐車台数は土地の形状や入口の場所により変わります。長方形の土地でない場合は、デッドスペースが生まれるために試算表の数字より駐車台数が少なくなる場合があります。また、500㎡(151坪)以上の駐車場を作る際には、駐車場法や建築基準法や道交法にかかるために専門家に相談しましょう。

駐車場経営で儲かるには
駐車場経営で時間貸し(コインパーキング)をするなら管理者や駐車設備の設置など設備投資が必要になります。そのため、5台程の駐車枠では投資分を回収することが難しいです。※土地の形状や立地場所により、駐車枠にデッドスペースが生まれたり、出入り口の設置に制限がある場合もあります。かなりの台数が駐車でき、都市部で地域の需要があり、経営ノウハウがある場合は儲けられる可能性が高いといえます。駐車場経営は安易に考えず、リサーチや準備と、しっかり経営について学んでから、駐車場経営を始めましょう。
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